3-00063-000-055-00429
日本工芸会奨励賞
きりえもんさっしばこ「はながたみ」
切絵文冊子箱「花筐」
根本曠子(ねもとひろこ)
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薄く丈夫な楮和紙を用い、クレマチスの四弁花を二種の切絵にし、交互に180枚を貼り合わせて文様とし、花芯の金平文と菱形の貝が韻律を作っている。花の紫色や弁柄色といった彩漆や塗りの諧調、擦り込まれた金粉の加減も程よく簡明であり、面取りの平の箱形と文様とが巧妙にきりっと構成されている。作者独創の切絵の手法も漆塗りの工程も実に丹念な、根気を要する作業ながら、身辺の自然を愛でる穏やかな心情こそが心地よい。
(諸山正則) |
(第五十五回 日本伝統工芸展図録より)
製作著作
社団法人日本工芸会
2008