NIHON KOGEIKAI
日本工芸会東日本支部 第38回伝統工芸新作展
入賞作品解説


5-00108-111-038-00349

日本工芸会賞
栃杢拭漆盛器(とちもくふきうるしもりき)「輪舞」(りんぶ)
本間 潔

 栃の木の良材による盛器である。曲面を自在に作れる刳物(くりもの)技法の持ち味を十分生かし、側面はあたかも、二枚の布をもって形作った様な柔らかく、動きのある面の表現に成功している。『輪舞』とは絶妙の題名である。
 また、広い見込部に美しい縮み杢が出る様に細心の注意をもって木取りをしており、黒味の強い拭漆もその美しさを十全に引き出している。
 木そのものの美しさを知悉した作者会心の一作である。

(日本工芸会東日本支部 第三十八回 伝統工芸新作展図録より)



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製作著作
社団法人日本工芸会
1998